妊娠中の歯科治療 その2
あおき歯科こども歯科、院長の青木一晃です。
今回は妊娠中の歯科治療で注意するポイント、①妊娠何カ月か、について。
妊娠の期間はおよそ10ヶ月。
そのうちの最初の3ヶ月は身体の重要な器官を作る、非常に大切な時期になります。
この時期を過ぎると、奇形などの胎児に対する危険はかなり減少します。また、胎盤もほぼ完成するため、流産の危険も少なくなります。
一方、8ヶ月以降は、治療による痛みなどが契機となり、早産の危険が生じてきます。
そこで、妊娠4ヶ月~7ヶ月を安定期として、この時期の歯科治療をお勧めします。
当院では、妊娠3ヶ月までは、特に慎重に治療に当たり、できるだけ診査・治療計画とブラッシング指導に留めています。
ただし、痛みが強く、急いで治療をすべき場合には、胎児にとって安全とされているものを選び、治療にあたっていきます。
妊娠8ヶ月以降は、早産の危険があるので、それまでに歯科治療を終えるように計画して、治療を進めています。
ただし、それ以降も治療の必要性があれば、治療を行います。
その場合は、出来るだけ妊婦さんに負担の少ない治療を心がけています。
4~7ヶ月という治療期間は意外に短く、虫歯がたくさんある場合は、終了できないこともあります。
そのため、歯に不安のある方は、妊娠が分かりましたら、3ヶ月以前に妊産婦検診にお越しいただくことをお勧めします。
しっかりとした治療計画に基づいて、安心して出産が迎えられるよう、治療を進めて行きましょう。
次回は、②レントゲンの影響、についてです。

