妊娠中の歯科治療 その3
あおき歯科こども歯科、院長の青木一晃です。
今回は妊娠中の歯科治療で注意するポイント、②レントゲンの影響、について。
レントゲンについては先日も少し書かせてもらっています。
でもお腹の中の小さな赤ちゃんへの影響、となるとまた違うんじゃないか・・・
心配になりますよね。
確かに、レントゲンによる胎児への影響としては、流産や奇形などがあります。
それを引き起こすと言われる放射線の量は、赤ちゃんの身体が作られる最初の3カ月に
50~100ミリシーベルト(mSv)以上といわれています。
歯科治療で用いるデジタルのレントゲンが一枚0.01~0.03mSv。
単純計算だと1600枚くらい撮影すると50mSvになります。
多いような少ないような・・・
でも、安心してください。
実際のレントゲン撮影では、お腹に防護服をつけます。
これでほぼ100パーセント放射線をカットするといわれています。
さらに、歯科でのレントゲンは、当然ながら、口の中に向かって放射されるので、
お腹へはごく一部の乱反射されたものが届くだけです。
以上から歯科治療で用いるレントゲンはお腹の赤ちゃんに影響はまずないと考えて良さそうです。
とはいえ、当院では、もし妊娠が分かっている場合、よほどの緊急性がない限りは、
念には念を入れレントゲン撮影は行いません。
仮に妊娠に気付かずにレントゲンを撮ってしまった場合でも、心配しなくていいんだな、
ということが分かっていただければと思います。
次回は、③薬の影響、についてです。

