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2015年9月25日

あおき歯科こども歯科、院長の青木一晃です。

今回は妊娠中の歯科治療で注意するポイント、③薬の影響 2.抗生剤、についてです。
 

胎児に対し100%安全と書かれた抗生剤はやはり一つもありません。


しかし、腫れの程度や痛みによっては妊婦さんでも抗生剤を使ったほうが良い状況もあります。

もし使うのであれば、今まである程度長期間使用された歴史があり、事故の報告が無く、理論上も危険が少ないとされている種類のものを選択することになります。

一般に、セフェム系といわれる種類の抗生剤は妊娠中の全期間にわたり、危険性が少ないとされています。
この中で、ある程度長期間広く使用され、トラブルの報告が無いものを選択すれば、一応安全といえるでしょう。そのようなものとして、当院では、フロモックスという抗生剤を妊婦さんには第一選択として処方しています。

このセフェム系ににアレルギーがある方もいるので、そういう場合は他のアレルギー等も相談しながら処方薬を決定します。

逆に注意が必要な抗生剤としては、テトラサイクリン系、ニューキノロン系、アミノグリコシド系があります。
これらは胎児への悪影響がはっきりと報告されているので使用を控えるべきでしょう。


お腹の赤ちゃんのために、薬を飲まずにじっと我慢、が返って悪影響の場合もあるので時期や症状を見ながらの、適切な処方をあおき歯科こども歯科では心掛けています。

次回は、③薬の影響 3.鎮痛剤、についてです。


⇒庄内通・名古屋西区の歯科・歯医者「あおき歯科こども歯科」ホームページはこちら

2015年9月18日

あおき歯科こども歯科、院長の青木一晃です。

今回は妊娠中の歯科治療で注意するポイント、③薬の影響、についてです。
 

世の中に出回っているお薬に「100%副作用なし、安全!」と言い切れるものはないと思います。
何か効き目がある、ということは身体に対して影響を与えていることになるからです。
しかしすべての薬剤が危険であるというわけではなく、
妊婦の方にも比較的安全性が高く、安心して使ってもらえるものがあります。
状況を見極め、それらを適切に使用することが重要です。


歯科治療で用いるお薬は主に3種類あります。
1.麻酔薬
2.抗生剤
3.鎮痛剤


まずは1.麻酔薬について。
歯科で用いる麻酔薬、しびれさせる注射のやつです。
苦手な方も多いですよね・・・


麻酔薬は主に2つの成分からできています。
しびれさせる働きをする成分、『リドカイン』と
リドカインの作用を助ける成分、『エピネフリン』というもの。
 

リドカインは麻酔薬として使われ百年以上の歴史があります。
今のところお腹の中の赤ちゃんへの悪影響は世界中で報告がありません。
産婦人科でも、無痛分娩で用いられたりします。
問題ないといってよいでしょう。


エピネフリンは別名アドレナリンといいます。
この名前は聞いたことのある人もいるのではないでしょうか?
エピネフリンは血管を収縮し、血流を減らす作用があります。
過剰に投与され、胎盤の血流量が減少してしまえば
胎児への悪影響も起こりえます。

ただ、歯科治療で使われる麻酔の量は通常1.8ml
そのうちのエピネフリンの濃度は8万分の1とごくわずかです。
全身をめぐって胎盤への影響は、と考えると極めて少ないと思われます。

またこのエピネフリンは、体内でも作られており、
とくに痛みを感じると大量に発生します。
痛いのを我慢したまま治療を行うよりも、麻酔を使ったほうがむしろ安全と言えるかもしれません。


妊婦さんでも治療をしなければいけない状態のむし歯、というのは
ほとんどが痛かったりしみたり症状のある歯です。
お腹の中の赤ちゃんを心配して、痛みを我慢し続けるのではなく
しっかりと相談したうえで、適切な処置を行うことが大切だと
あおき歯科こども歯科は考えております。


次回は、③薬の影響 2.抗生剤、についてです。


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2015年9月11日

あおき歯科こども歯科、院長の青木一晃です。

今回は妊娠中の歯科治療で注意するポイント、②レントゲンの影響、について。

レントゲンについては先日も少し書かせてもらっています。

でもお腹の中の小さな赤ちゃんへの影響、となるとまた違うんじゃないか・・・
心配になりますよね。

確かに、レントゲンによる胎児への影響としては、流産や奇形などがあります。
それを引き起こすと言われる放射線の量は、赤ちゃんの身体が作られる最初の3カ月に
50~100ミリシーベルト(mSv)以上といわれています。

歯科治療で用いるデジタルのレントゲンが一枚0.01~0.03mSv。
単純計算だと1600枚くらい撮影すると50mSvになります。
多いような少ないような・・・

でも、安心してください。
実際のレントゲン撮影では、お腹に防護服をつけます。
これでほぼ100パーセント放射線をカットするといわれています。
さらに、歯科でのレントゲンは、当然ながら、口の中に向かって放射されるので、
お腹へはごく一部の乱反射されたものが届くだけです。

以上から歯科治療で用いるレントゲンはお腹の赤ちゃんに影響はまずないと考えて良さそうです。

とはいえ、当院では、もし妊娠が分かっている場合、よほどの緊急性がない限りは、
念には念を入れレントゲン撮影は行いません。

仮に妊娠に気付かずにレントゲンを撮ってしまった場合でも、心配しなくていいんだな、
ということが分かっていただければと思います。


次回は、③薬の影響、についてです。


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2015年9月 4日

あおき歯科こども歯科、院長の青木一晃です。

今回は妊娠中の歯科治療で注意するポイント、①妊娠何カ月か、について。


妊娠の期間はおよそ10ヶ月。
そのうちの最初の3ヶ月は身体の重要な器官を作る、非常に大切な時期になります。
この時期を過ぎると、奇形などの胎児に対する危険はかなり減少します。また、胎盤もほぼ完成するため、流産の危険も少なくなります。

一方、8ヶ月以降は、治療による痛みなどが契機となり、早産の危険が生じてきます。
そこで、妊娠4ヶ月~7ヶ月を安定期として、この時期の歯科治療をお勧めします。


当院では、妊娠3ヶ月までは、特に慎重に治療に当たり、できるだけ診査・治療計画とブラッシング指導に留めています。
ただし、痛みが強く、急いで治療をすべき場合には、胎児にとって安全とされているものを選び、治療にあたっていきます。

妊娠8ヶ月以降は、早産の危険があるので、それまでに歯科治療を終えるように計画して、治療を進めています。
ただし、それ以降も治療の必要性があれば、治療を行います。
その場合は、出来るだけ妊婦さんに負担の少ない治療を心がけています。


4~7ヶ月という治療期間は意外に短く、虫歯がたくさんある場合は、終了できないこともあります。
そのため、歯に不安のある方は、妊娠が分かりましたら、3ヶ月以前に妊産婦検診にお越しいただくことをお勧めします。
しっかりとした治療計画に基づいて、安心して出産が迎えられるよう、治療を進めて行きましょう。


次回は、②レントゲンの影響、についてです。


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あおき歯科こども歯科 歯科医師 青木郁江
あおき歯科こども歯科
https://www.aoki118.jp/
歯科医師 青木郁江

"0歳からの虫歯予防・3歳からの歯並び管理"をもとに、健康なお口の中の状態を作っていけるよう、診療していきたいと考えています。

生涯を通じて虫歯のないきれいな歯並びと正しい噛み合わせになるためには、小さい頃からの生活習慣としっかりしたケアが不可欠です。また、正しいケアを身につけるためにも、できるだけ早い時期から定期的な管理を継続し、必要に応じて虫歯の予防や治療、矯正治療を行うことが大変重要になります。