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2015年9月18日

あおき歯科こども歯科、院長の青木一晃です。

今回は妊娠中の歯科治療で注意するポイント、③薬の影響、についてです。
 

世の中に出回っているお薬に「100%副作用なし、安全!」と言い切れるものはないと思います。
何か効き目がある、ということは身体に対して影響を与えていることになるからです。
しかしすべての薬剤が危険であるというわけではなく、
妊婦の方にも比較的安全性が高く、安心して使ってもらえるものがあります。
状況を見極め、それらを適切に使用することが重要です。


歯科治療で用いるお薬は主に3種類あります。
1.麻酔薬
2.抗生剤
3.鎮痛剤


まずは1.麻酔薬について。
歯科で用いる麻酔薬、しびれさせる注射のやつです。
苦手な方も多いですよね・・・


麻酔薬は主に2つの成分からできています。
しびれさせる働きをする成分、『リドカイン』と
リドカインの作用を助ける成分、『エピネフリン』というもの。
 

リドカインは麻酔薬として使われ百年以上の歴史があります。
今のところお腹の中の赤ちゃんへの悪影響は世界中で報告がありません。
産婦人科でも、無痛分娩で用いられたりします。
問題ないといってよいでしょう。


エピネフリンは別名アドレナリンといいます。
この名前は聞いたことのある人もいるのではないでしょうか?
エピネフリンは血管を収縮し、血流を減らす作用があります。
過剰に投与され、胎盤の血流量が減少してしまえば
胎児への悪影響も起こりえます。

ただ、歯科治療で使われる麻酔の量は通常1.8ml
そのうちのエピネフリンの濃度は8万分の1とごくわずかです。
全身をめぐって胎盤への影響は、と考えると極めて少ないと思われます。

またこのエピネフリンは、体内でも作られており、
とくに痛みを感じると大量に発生します。
痛いのを我慢したまま治療を行うよりも、麻酔を使ったほうがむしろ安全と言えるかもしれません。


妊婦さんでも治療をしなければいけない状態のむし歯、というのは
ほとんどが痛かったりしみたり症状のある歯です。
お腹の中の赤ちゃんを心配して、痛みを我慢し続けるのではなく
しっかりと相談したうえで、適切な処置を行うことが大切だと
あおき歯科こども歯科は考えております。


次回は、③薬の影響 2.抗生剤、についてです。


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あおき歯科こども歯科 歯科医師 青木郁江
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歯科医師 青木郁江

"0歳からの虫歯予防・3歳からの歯並び管理"をもとに、健康なお口の中の状態を作っていけるよう、診療していきたいと考えています。

生涯を通じて虫歯のないきれいな歯並びと正しい噛み合わせになるためには、小さい頃からの生活習慣としっかりしたケアが不可欠です。また、正しいケアを身につけるためにも、できるだけ早い時期から定期的な管理を継続し、必要に応じて虫歯の予防や治療、矯正治療を行うことが大変重要になります。